【ダイソージグ】餌釣りよりも釣る秘訣:スクエアフィッシング

2019年2月23日

今、目の前に1匹の魚が泳いでいるのが見えます。

ダイソージグを投げるあなたと餌釣り師の二人がその1匹の魚を狙って同時にキャストをします。

どちらがその魚を釣るでしょうか。


おそらく、餌釣り師に軍配があがるでしょう。

一般的に考えて、ルアー釣りは餌釣り師に勝てません。


なぜでしょうか。


一言でいうならば、ルアーは偽物の餌だからです(※リアクションバイトはどうなのか、厳密なことはここでは考えません)。


では、ルアー釣りと餌釣りは何が違うのでしょうか?


鈎の数、竿の本数、撒き餌の有無…挙げ切れないほど出てきます。


「ルアー釣りと餌釣りとの違いは何か」を深く考えていくと、

ルアー釣りで釣果を飛躍的にUPさせるコツが見えてきます。

どういうことか説明しましょう。


釣果 = 集魚力 × 食わせ率 × 1投にかかる時間(手返し)

と単純化します。

ここで、

「集魚力」は餌又はルアーがある場所の周囲にいる魚を集めることができる力とします。

たとえば、10×10のマスをつくって、ある場所に餌又はルアーをキャストした場合、

エサ釣りならキャストしたポイントの周囲1マス(計9マス)にいる魚を集められるとし、

ルアー釣りなら、ルアーが通ったマスにいる魚のみ集められる(キャストしてからリトリーブするので計10マス)

ことをイメージしてみてください(下の図を参照)。


次に、「食わせ率」は、目の前にあるルアー又は餌に食いつく確率のことです。

極端ですが、ルアーは10匹に1匹しか食いつかないとして10%、餌釣りは100%とします。

最後に「1投にかかる時間」は、そのままなので解説しません。

ここでは、ルアーは1分、餌は10分かかるとします。


さて、

では実際に先ほどの数値を使って計算してみましょう。

餌釣りの釣果 = 集魚力9マス × 食わせ率100% × 1投10分 = 10分で9マス攻略

ルアー釣りの釣果 = 集魚力10マス × 食わせ率10% × 1投1分 = 10分で10マス攻略

どうでしょうか。

ルアー釣りが餌釣りよりも食わせ率が圧倒的に低い場合でも、キャストの飛距離が上回っていたり、キャスト数が多かったりすれば、同じ時間でより多くのマスを攻略することができるのです。

釣り場はすべてのマスの和であることから、釣果は攻めて塗りつぶしたマスの面積に比例するので、

食わせ率の低いルアー釣りにとって、ランアンドガン(キャストしては移動)がどれほど大事なことかわかっていただけたでしょうか。

ルアー釣りは足を止めてはいけないのです。


先ほどの例では、釣り場をマスの総和の四角と捉えて考えました。

「四角」は英語で「スクエア」ですので、

『スクエアフィッシング』とでも名付けましょう。


餌釣りは円の釣り、ルアー釣りは線の釣り。

釣り方によってスクエアの攻略方法が全く違います。

ダイソージグで釣る場合は、スクエアフィッシングを忘れずに。

Posted by KEN